私は運動時に安物のスマートウォッチを着けていたのですが、腕時計として普段使いできるスマートウォッチが欲しいな~となんとなく思っていました。時刻確認する時はもっぱらスマホで確認してましたが、時間を確認するだけなら腕時計があった方がずっと楽です。
ですがただの腕時計は嫌だしせっかくなら色んな機能が付いたスマートウォッチ、それも見た目が良くてバッテリーも長持ちするスマートウォッチが良い!と思っていたところ、Amazfit Balanceが最も要件に合致していました。3カ月くらい使っていますが不満が全くないです。
というわけで本記事は、Amazfit Balanceの購入を迷っている人や、そもそもスマートウォッチが欲しいけど何が良いか分からない人に対して、Amazfit Balanceを推していく記事です。
Amazfit Balanceのスペックと使用感
Amazfit Balanceの簡易スペック
まずはスマートウォッチ選定に必要なスペックについて簡単にまとめます。
値段 | 34,900円 |
サイズ | 48*57*13 mm |
ディスプレイサイズ | 1.5インチ(直径38mm) |
ディスプレイ素材 | AMOLED |
重量 | 35g |
バッテリー容量 | 475mAh |
充電方式 | マグネット式充電 (専用充電ケーブル付属) |
防水等級 | 5ATM (水深50mに相当する圧力に対応) |
音声アシスタント | Alexa |
対応スマホ | Android 7.0 以上、iOS 14.0 以上 |
ちなみにですが、名前が似てるだけでAmazonとは一切関係ありません。
バンドについて
購入の際、装着用のバンドをリキッドシリコン製とナイロン製から選べるのですが、Amazon等でサードパーティ製のバンドを購入して用意も出来るので、そこまで気にしなくてもOKです。
私はシリコン製バンドで購入して、後からAmazonでサードパーティ製のナイロンバンドを購入しました。どちらも一長一短ですが、普段使いにはナイロンバンドの方が触感がよくて使いやすいです。また、Amazfit公式だと何故かナイロン製バンドのみ別売りしてない(Amazfit Balanceに対応する22mmのみない)ので、とりあえずナイロンで買っておくというのも手です。
私が購入したものを参考までに紹介します。サイズは22mmです。
防水について
防水等級については5ATM(ISO 規格 22810:2010 に基づく水深 50 m の耐水性能)ですが、これは等級の中ではミドルクラスといった立ち位置で、激しいマリンスポーツやダイビングには向かないですが、プールで飛び込みなしで泳ぐ分であれば問題ないくらいのスペックです。
参考として、防水スマートウォッチの多くは5ATM等級となっています。1つ上の10ATMであればスキューバダイビングや水上スキーでも使用できますが、私の知る限りでは有名どころではApple Watch Ultraくらいでしかお見掛けしていません。
また、どんな防水等級でもお風呂で着用するのはNGです。防水性能の問題ではなく熱に晒すのがよくないためです。シャワーくらいであれば問題ないと思いますが、お風呂場では基本外した方が良いと思います。
参考リンク:Apple Watch の耐水性能について – Apple サポート (日本)
見た目について
見た目は人の好みもありますが、個人的にはかなり推しポイントであり、購入を決めたきっかけの一つです。
Apple Watchは性能は良いのですが見た目が四角いので「あ、スマートウォッチ着けてる!」って分かりやすいです。
その点、Amazfit Balanceは見た目がかなり普通の腕時計に近いです。また後述しますが、低電力状態で時計盤を表示し続けられるので、腕時計のようにチラ見して時間を確認できるので使用感が腕時計にかなり近いです。
ちなみに時計盤のデザインは公式アプリやAmazfit Balance本体でも変更可能です。
連続駆動時間が非常に優秀
これも個人的な推しポイントです。
私は当初はGoogle Pixel Watchの購入を検討していたのですが、そちらは連続駆動時間が1~2日程度なのが非常にネックでした。
Amazfit Balanceはスペック上では7~30日間を連続駆動時間と記載しており、実際に1週間以上は必ず充電がもってくれている印象です。何回も充電を気にしなきゃいけないのって地味にストレスなんですよね。
また、充電時間も非常に短く、30分もあればフル充電になっている印象です。なので、お風呂に入っている間に充電ケーブルに繋いでおけば大体フル充電出来ています。
タッチ決済には非対応
ここは他社製スマートウォッチに明確に劣る点です。Amazfit BalanceはFelicaに対応していないのでタッチ決済は一切使えません。
私はタッチ決済はスマホで行っているため困っていないので、そんなに重要視していませんでした。むしろ、タッチ決済非対応のデメリットのみでApple WatchやGoogle Pixel Watchに匹敵する性能のスマートウォッチを使用できると思えば十分でした。
個人的にはタッチ決済が必須というわけでなければ大抵の人にオススメできるスマートウォッチだと思っています。
Amazfit Balanceの細かい使用感
ここからは結構細かい使用感を書いていきます。実際に使用した感想を思いつく限り書いていこうと思います。
常時点灯モード
これは先ほど少し触れましたが、表示する情報を最低限にした上でディスプレイを常時点灯してくれるモードです。ディスプレイ設定の「表示を常にオン」という項目で設定可能です。
通常、スマートウォッチは手首を傾けたり上げたりすることでディスプレイをオンにすることが殆どなのですが、Amazfit Balanceはこのモードをオンにすることで本物の腕時計のように使用することが可能です。
もちろんバッテリーの持続時間とトレードオフな機能ですが、2週間持続していたものが1週間持続になったところで正直気にならないレベルのバッテリー減少です。1週間でも十分すぎる持続性能です。
ちなみに常時点灯の時間帯を指定したり、就寝時に自動的にオフしてくれたりもします。なので、夜間は眩しいからOFFにしたいというニーズにも応えてくれます。
物理ボタンの便利さ
リューズに相当する見た目のボタンと、もう1つファンクションボタンがありますが、どちらも公式スマホアプリや本体で機能を割り当てることが出来ます。
私の場合はリューズボタン長押しでAlexa起動、ファンクションボタンに運動記録を割り当てています。また、それ以外にもAmazfit本体のアプリや設定画面の操作にも使用でき、リューズボタンが決定、リューズをひねってスクロール、ファンクションボタンで戻る、が割り当て可能でこれが結構快適です。
私は水泳が趣味なのですが、水泳時に画面操作をタッチでやるのはかなり不便なのでかなり助けられています。そうでなくても直感的な操作が出来るので非常に便利です。
Alexa
Alexaをフル活用したい人にもAmazfitはオススメです。私はボタン長押しでAlexaを起動するように設定しているのですが、スマートウォッチを着けているだけで家電を操作できるのは非常に快適です。
SwitchBot製品等と組み合わせることで快適なスマートホームに一役買ってくれます。とはいえAlexa自体は大手スマートウォッチなら大体搭載していると思うので、あくまでもAmazfit Balanceにもありますよ、という程度の話です。
GPS内蔵
主にランニングする人向けの機能ですが、GPSを内蔵しており、マップも保存できるので、ランニングルートを確認、保存するだけであればスマホを持ち歩かなくてもAmazfitさえ装着していればよくなります。
また、必要になるかは分かりませんが、方位測定も出来ます。
スマートフォンとの連携は必須
基本的に使用するにはAmazfit Zeppというスマホアプリとの連携が必須になってきます。これをデメリットと取るかは人それぞれですが、個人的にはスマホ連携は大体のスマートウォッチに事実上必要なのであまり気にしなくていいのかなと思います。
Amazfit ZeppのUI自体は分かりやすく、本体内のアプリ設定や本体自体の設定を全てスマホ上で出来るので、私は結構助かっています。
Amazfit Balanceを買ったら幸せになる人
Google Pixel WatchとApple Watchの駆動時間を気にしている人
個人的に購入の決め手になった比較を表にしてみました。
Google Pixel Watch | Apple Watch | Amazfit | |
---|---|---|---|
タッチ決済 | 〇 | 〇 | × |
対応スマホ | Androidのみ | iPhoneのみ (iPad不可) | Android、iOS |
連続駆動時間 | 24~36時間 | 36~72時間 | 7~30日 |
こうしてみると分かりやすいですが、連続駆動時間が圧倒的に優れています。また、特定のスマートフォンを所持している必要はなく、ほぼ全てのスマートフォンに対応しています。
諸機能もApple WatchやGoogle Pixel Watch等の大手スマートウォッチと大差ないため、タッチ決済機能がないことが気にならないのであれば非常におすすめです。
これ以外だとGarminのスマートウォッチがありますが、あちらは防水機能を求めると結構お高めになったので個人的には選択肢から外れました。防水機能が必要ない人はGarminも検討するのもありだと思いますが、3万円代のスマートウォッチとしてはAmazfit Balanceがオススメであることは変わりません。
ヘルスケア機能を重要視する人
他社製スマートウォッチと比べてもヘルスケア機能が非常に豊富で強いです。
運動時を含めた心拍数測定やストレスレベルの測定、多くの種類の運動に対応した運動記録、睡眠の質の測定などなど……。一通りの機能を取り揃えており、使用した感じ精度も良さげです。
個人的に嬉しかったのは運動時の心拍数アラートです。運動時に自分で設定した心拍数を超えた時に振動によるアラートを出してくれます。ダイエット目的の運動では心拍数を一定にキープすることが大事になってくるのでかなりありがたかったです。
運動後の回復期間なども提示してくれるので、運動サイクルの把握もしやすく、運動習慣がある人には心強いスマートウォッチになると思います。
下のスクショのように各種ヘルスケア機能の測定は装着時に自動で行ってくれていて、結果はアプリ上で全て確認できます。睡眠に関しては個別にタブが用意されており、より詳しい測定内容を確認できます。
準備完了、というタブは体がどれだけ回復出来たかを装着時に計測してくれていて、そのレポートを見ることが出来ます。あまり休めなかった日はまあまあスコアが下がるので、休息を意識的に取るようになりました。
見た目が良いスマートウォッチが欲しい人
これは本当に好みにもよるのですが、Amazfit Balanceはデザインがかなり良いです。普通の腕時計に近いデザインなので会社で着けていても全然違和感がありません。
あ、スマートウォッチ着けてる!ってなりにくいデザインかなと思っています。
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