最近実質的な正式リリースとなった本作ですが、一先ず真エンドまで到達したのと、ある程度攻略法が固まってきたので、まずはノーマルエンドまでの攻略をまとめようと思います。
このゲームは理解するまでが難しく、パーティキャラによって運用も異なってくるので、最初は軽く挫折するかもしれません。またボス戦には必ずギミックが存在しており、ギミックを理解せずにボスを倒すことは非常に難しいです。
少なからずネタバレがあるので、ネタバレが苦手な人は注意です。
攻略の流れ
失敗してもいいので何回も歪みの地に潜ってはボスに挑戦します。
最初は歪みの地に行った回数がトリガーのイベントもありますし、ボスを倒すことで手に入る△の形をしたアイテム(クレジット)を集めることで、次回の周回が有利になるアイテムや要素を解禁することが出来ます。(取得ではなく解禁。次回周回時からアイテムやスキルが出現するようになる)
そのため、数をこなしていくことで攻略が楽になっていくシステムとなっています。
この集めたクレジットを、レーリンの研究所で交換します。
特に交換したいのは一番上に入荷する商品。
基本的にはルシーのネックレスの強化であったり、歪みの地の探索が有利になるシステムの解禁に関わる商品が入荷する。特に霧の庭園1ボス撃破後に確定で黄金のスキルブック(キャラのレアスキルを取得するほぼ唯一の手段)が手に入るようになる商品は早めに購入したいです。
その他商品だとルシーのスキル解禁もしておきたいです。
新しい商品の入荷は消費したクレジットもトリガーなため、なるべくクレジットは貯めず、毎回ショップを覗いて交換するようにします。
パーティ育成方針
最初のキャラピック
ゲームに慣れるまではアタッカー+サポーターをピックするのが良いと思います。サポーターが居ないと受けたダメージを回復する手段に乏しく、ボス戦でじり貧になりがちです。
ある程度ゲームに慣れてきたらアタッカー2名でスタートするのも強いですが、キャラのシナジーを考えれるようになってからで遅くないです。
育成方針
私がクリアした時のパーティとデッキ構成です。
レベル上げについて
全員のレベルを上げるのではなくアタッカーを中心にレベルを上げます。
個人的にはメインアタッカーをLv5、ディフェンダーとサポーターをLv3~4、マナを6~7にするのがバランスが良いと思います。
上の画像を例にすると、ヨハンはメインアタッカーなのでLv5、その他3人はサポーターとディフェンダーなのでLv3~4にしています。アイアンハートは立ってるのがお仕事なので最低限のLv3にしました。また、ヨハンはマナを多く使うアタッカーなので、マナは多めに7まで上げてます。
デッキ構築・カード枚数について
慣れないうちは、メインアタッカーのカードが多くなるようにし、サポーターとディフェンダー最低限の枚数に抑えるのが良いと思います。こうすることで、手札がサポート用カードばっかで攻撃できない、という事態は少なくなると思います。
スキルブックについて
道中やショップで購入できるスキルブックも、基本はメインアタッカーに回すのが良いです。
理由としては、メインアタッカーはコンボパーツとなるキーカードを多く引きたい場合が多いこと、サポーターは治癒のスキルブックという専用のスキルブックがあること、ディフェンダーは最低限のカードで仕事をしてくれるからです。
ステージには必ずショップが存在するので、スキルブックは毎ステージのショップでなるべく買うようにしておきます。
スキルブックはLv3以上の味方に使うのがオススメです。欲しいスキルがレベルアップ時に引ける場合もあるので、スキルブックはレベルアップで引けなかったスキル取得を狙う使い方が良いと思います。
鍛冶について
キャンプで鍛冶というメニューがありますが、これも積極的に活用します。
基本的には同じレア素材同士で調合すると1つ上のレアリティの装備がランダムで手に入るのでこれを狙います。これを利用してヒロイックの装備をなるべく多く用意します。
異なるレアリティ同士で調合すると、素材のうちで高いレアリティの方の装備がランダムで手に入るだけで、1つ上のレアリティの装備を手に入れることができません。そうするくらいなら、低いレアリティの素材がもう一個手に入るのを待って、レアリティを上げてからさらにもう一個上のレアリティの装備を作るための素材にした方が効率的です。
固定能力
キャラには1つのスキルを固定能力として設定できます。固定能力に設定するとコストが+1される代わりに戦闘中にいつでも使えるようになります。
固定能力に設定するスキルは、そのキャラの運用で軸となるスキルを設定します。
例えばミス・チェーンであればメラメラを発動しつつヘイトを稼ぐ「あたしに任せて!」「エンジン再点火」、アザールであれば「幻影の刃召喚」を設定しいつでも幻影の刃を生成できるようにするのが有効な使い方です。
固定能力は1ターンで1キャラしか使えない制約がありますが、スキルに「基本」と記載のあるものは、その制約を無視して使用することができます。初心者にオススメキャラのミス・チェーンを運用する上で非常に恩恵を感じるシステムなので、覚えておきましょう。
個人的オススメキャラ
アタッカー
アザール
初期から解放されているだけあって簡単で強いです。
幻影の刃召喚で幻影の刃生成→昇天斬のコンボが単純に強くて初心者でも扱いやすい運用です。幻影の刃召喚がコンボの始動なので固定能力に設定するのがオススメです。
取得する通常スキルの優先順としては、
昇天斬>幻影の刃召喚≧無限の刃
が良いかと思います。どれもなければ、光る剣気、爆剣辺りもオススメです。
固定能力は幻影の刃召喚で良いと思います。
ヨハン
魔女を倒した後に解禁される霧の庭園2のボス、ゴーレムを倒すことで解禁されるキャラクターです。
私も初攻略時に使用したキャラですが、火力の出し方が固定能力の近距離射撃が軸の運用がかなり分かりやすいので、初回のEND攻略でオススメのキャラです。
やることとしては近距離射撃→1コス以上のスキル→近距離射撃……を繰り返すだけです。
ヨハン自身が、自己シナジーかつ使い勝手のいい1コススキルの「灼熱の弓矢」「矢の雨」を覚えるので、ヨハンをメインアタッカーに使うならスキルブックはヨハンに使用するのがオススメです。
また、黄金のスキルブックの使用もヨハンを優先したいです。「蜃気楼」というレアスキルを使用することでヨハンの火力が大きく向上します。
取得する通常スキルの優先順としては
灼熱の弓矢>弱点探索スコープ≧矢の雨>模倣>フックショット
がオススメです。
カロン
白い墓地クリア後に解禁されます。
デバフ付与が中心のアタッカーのため上級者向け……と思われがちですがやってることはシンプルで外れスキルも少ないため、簡単で安定しやすいオススメのアタッカーです。
カロンに関してはレベルを上げずともスキルブックだけで運用に十分なスキルを引ける可能性も高いため、レベル上げリソースをサポーターやタンク、ルシーに回しやすいのも特徴です。とはいえ、慣れないうちはLv5まで上げても全然問題ないです。
個人的にレアスキル取得優先度は高くないので、サポーターに黄金スキルブックも回しやすいです。
集中浸食、広がる闇、吸魂あたりのスキルで相手に蚕食デバフ(毒のようなもの)をかけ続けるのがお仕事です。またダークヒールも全キャラ中最高レベルの汎用性を誇るカードなので中盤までは1枚は持っておきたいです。
また、パッシブで回復アイテムを所持できるのも無視できない強みです。アイテムなのでマナもターンも消費しないので、ラスボス戦でもお世話になります。
取得する通常スキルは
集中浸食>闇の徽章=魂の烙印≧吸魂>広がる闇の優先順位で取得し、広がる闇以外のこれらスキルがなるべく多い状態が望ましいです。
カロンを運用する場合はミスチェーンのエンジンバーナーやイリヤの霜関係スキルなど、苦痛デバフを補助するスキルと組み合わせるのが強いです。ラスボスもすごい勢いでHPが減っていきます。
固定能力には、デバフ付与スキルの中で少ない枚数のものを選択すると良いと思います。
サポーター
プレッセル
初期キャラなので多くの人がお世話になると思います。
パッシブ能力の予知によってドローするスキルをコントロールできるのが最大の特徴。またプレッセルのスキルは予知で引いたときに強化されるものもありますが、無理して引くほどではなく、必要な時に予知で引けたらラッキー程度です。
ピュアヒーラーとして扱うのであれば非常に分かりやすく簡単なキャラですが、玄人向けに物理アタッカー兼任のビルドもあったりします。
基本的には貴重な全体回復である聖なる光、ヘイト管理もできる回復のちらつく光を中心に回復スキルだけを取得する形です。
プレッセルはレアスキルがどれも強いので、メインアタッカーがヨハン等のレアスキルが強いアタッカーがいなければ、黄金のスキルブックはプレッセルに使用するのがオススメです。
取得する通常スキルは、
聖なる光、ちらつく光、浄化バリアを1枚ずつ確保したら、後はこれらをお好みで追加取得していくのがオススメです。
固定能力には、比較的出番が限られているが欲しい時に引けてないと困る、浄化バリアを選択するのがオススメです。
ジョイ
初期キャラの一人です。プレッセルと同様に分かりやすいピュアヒーラー運用が出来、予知が出来ない分回復力はプレッセルより高めです。
全体毒付与の衰弱スモーク、スタン付与の麻痺ダーツと、搦手も取得でき万能のヒーラーですが、アタッカーが育成できているならピュアヒーラー運用でもエリートの名に恥じない活躍をします。
レアスキルには、開幕で必ず使用でき、全体永続持続回復付与のバイオティクスフィールド、ここに書くのも億劫になるレベルの汎用性の塊みたいなポーション製作とレアスキルが非常に強力なので、黄金のスキルブックはジョイに回してよいと思います。
取得する通常スキルは、
体力増強湿布、治癒光線を中心に取得を目指してこれらを優先的に取得、麻痺ダーツも余裕があれば取得しておくといいと思います。
固定能力は上記回復スキルのうち、お好みのスキルで良いと思います。
ディフェンダー
ミス・チェーン
ヒーラーもこなしつつヘイトを稼いだり、瀕死無効(HP1で耐える)やデバフアタッカーもこなせる器用万能なディフェンダー。
パッシブのメラメラも、自分のスキル使用がトリガーなだけで意外と分かりやすい性能をしているので初心者にもオススメです。
オススメの運用はやはりヒーラータンク運用です。あたしに任せて!、エンジン再点火で稼いだヘイトで受けたダメージをジイイイイイン!で回復するというシンプルかつ強力な運用です。
ミスチェーンが回復ゲージ分を既に回復していた場合、連鎖回復の効果で味方に回復ゲージの回復を配れるので、ヒーラーとしても動けるのでサポーターが小回りが利くようになります。
取得する通常スキルの優先順位は、
エンジン再点火(1枚目)≧あたしに任せて(1枚目)>ジイイイイイン!>エンジン再点火(2枚目)
後は無ければズタズタに切り裂く!、ファイアーグラウンドがオススメです。
固定能力はヘイト獲得用にあたしに任せて!、エンジン再点火がオススメです。
アイアンハート
全キャラ中最も防御力が高く、挑発スキルによるヘイト獲得、全体バリア付与等、某ゲームのナイトのようなディフェンダーです。
立ってるだけで仕事を出来るキャラなのでメインディフェンダーとしても、4人目のキャラに困った時にとりあえず入れるのでも強いです。
回復ゲージを超えたヒールを受けた味方に、超えた回復数値分のバリアを付与するという、分かりやすく強いパッシブを持っています。回復は誰が行ってもよく、上記のプレッセル、ジョイ等の高い回復力のサポーターと相性が良いです。
イノセントアーマーというバフの持続ターンを延長するスキルを持っており、ヨハンの蜃気楼等、一部の強力なバフ持ちキャラと非常に相性が良く、これのために採用する価値まであります。
他にも固定能力に向いたデバフ攻撃のウェポンブレイカー、自身の最大HPの半分の防壁(全体バリア)の前方守備、ヘイト獲得スキルの決闘と、とにかくパーティメンバーのダメージを減らす手段が豊富。
取得する通常スキルの優先順位は、
前方守備>決闘>ウェポンブレイカー
がオススメで、無ければ信頼の突撃、高エネルギー放出も使いやすくオススメです。
固定能力はボス戦で必ず使う上に基本が付いているウェポンブレイカーがオススメです。
ナールハン
ディフェンダー、というよりは防御力が高いバリアヒーラ、もしくはクラウドコントロール要員といった性能です。殆どのスキルの攻撃力と治癒力が最大HPに依存するので、装備もHPが上がる物を持たせます。またその関係でジョイの体力増強湿布と非常に相性が良いです。
またパッシブの洞察により、誰が攻撃されるかが分かるので、予めバリアやスタンで対策するという動き方が非常に強いです。
一見すると上級者向けに見えるキャラですが、メンタリスト、冷静が雑に強く、バリアヒーラー、カウンターヒール要員としてジョイやプレッセルと一緒に採用するとパーティの生存性が飛躍的に増します。
ヒーラー運用でも単体もしくはターゲット以外の複数にスタンを付与できる、被害妄想も非常に強力です。1枚ピン刺ししておくとちょうどいい感じに役立ちます。
ナールハンを象徴するスキルとして、トロイの木馬がかなり入れ得、使い得スキルなので、ヒーラー運用でも取得するスキルに困ったら積極的に取得して良いです。
ヒーラ運用で取得する通常スキルの優先順位は、
冷静≧メンタリスト≧トロイの木馬≧被害妄想>トラウマ(1枚目)
がオススメです。特に冷静は3枚くらいあっても全然困りません。なければナイトメアシンドロームや精神衝撃等の使いやすい攻撃スキルでも良いです。
固定能力は初期スキルの基本保護でも全然OKですが、取ってたらトラウマがオススメです。
ナールハンは使いたいスキルが固定能力指定不可なものが多いので、特定スキルを習得するスキルブックで、パーティに足りない要素のスキルを習得させて固定能力にするのもオススメです。
詰まりやすいボスの簡易攻略
魔女
手札に呪いカードを毎ターン勝手に挿入し、使わなければ爆発して全体に呪いを撒くというボスです。基本的には呪いカードはタンク>アタッカー>ヒーラーの優先順で分散して使用する形になります。ターンが進むと呪いではなく衰弱(攻撃力、治癒力低下)カードを挿入するようになりますが、これは基本タンクに使います。
呪いを分散することと、召喚した雑魚の挑発持ちをすぐに倒して、後は雑魚が強くなりすぎない程度にボスをひたすら殴っていれば倒せると思います。
このボスで、相手のバフデバフを見る癖と、ボスがこちらに掛けるデバフは基本分散させるようにする、というこのゲームの基本を身につけましょう。
ちなみに呪いはカードの効果で捨てることは出来るので、アザールの幻想、ルシーの一時しのぎ等で捨てれることは覚えておいて損はないです。
パレードタンク
このゲームの仕様ですが、一回HP0になる攻撃を受けても、体力がマイナスになるだけで死にません。落ち着いて体力を1以上に戻します。
ボスがやってくることとしては、全体大ダメージのドン!をした後に、こちらの回復力低下、弱攻撃と雑魚召喚で回復ゲージ低下兼HP0以下の味方へのトドメを狙ってきます。
ボスの体力自体は魔女等より低いので、落ち着いて回復したら雑魚処理しつつボスへ火力を全集中します。サポーターの全体回復スキルを手札に確保しつつ、ヨハンやアザールの火力コンボを決めるように落ち着いてターンを進めれば難しい相手ではないです。
ルビー&サファイア
スキル使用時にダメージを受けるようになるルビーの烙印と、スキルコストを増加させるサファイアの烙印を使用してくるボス。
このボス戦のみ、手札になければ毎ターン浄化というルシーのスキルが追加されます。これは最大4回まで追加されるので使いどころを見極める必要があります。
前述の烙印はスタックしていくので、1スタックくらいであれば一旦無視して、スタックが溜まってから浄化するのも手です。ただしアタッカーには火力コンボが揃っていたら使っておきましょう。
プレッセル等のデバフ解除スキル持ちがいると少し楽になります。
ボスは体力共有なのでどっちを殴ってもいいですが、反撃バフ中でない方を殴るのが良いです。
またルビーは回避、サファイアは防御が高いので、命中率が高ければルビーを殴るのが良いです。
時を喰らうもの
このゲームで一番嫌われているボスです。
非常にめんどくさいギミックがあり、それを理解しないと倒すことはほぼ不可能です。
ギミックは整理すると以下です。
- 味方のスキルに全てカウント9がつく
- 1ターン目に時間増幅という攻撃力バフがランダムな味方に付き、この状態の味方がカウント付きスキルを使用すると右の味方にバフが移動(右端なら左端へ移動)
- 毎ターン手札に「早送り」スキルが追加。早送りを使用した場合、最初の1回のスキルはカウントの影響を受けないので、緊急回復や、時間増幅中のキャラのスキルを使える。
- 毎ターン開始時に時間増幅状態の味方キャラにオーバーロードデバフが付与される。オーバーロードが付与された味方が時間増幅バフを持っているとターン開始時に10ダメージ
ややこしいですが要は、時間増幅バフを持った味方からスキルを使用し、次は右の味方のスキルを……という風にスキルを順番に使用することで、時間増幅バフが乗った味方のスキルを連発することで攻撃力上昇した状態のスキルでボスを倒す、というギミックになります。
ただ問題なのがパーティ編成によってはそれがそもそも難しい場合があることです。
模範解答通りにスキルを順に使っても倒せなかった場合は諦めてもいいと思います。
ちなみになぜか毎ターン湧く雑魚はこちらより早いカウント6なため、早送りを使用して倒すのが推奨です。倒せなさそうなら回復やバリアを貼っておくと良いです。早送り時は時間増幅バフの移動もありません。
死神
毎ターン、一番上の手札のスキルの味方に死の宣告を使用し死印を付与してきます。死印が付与された味方がもう1回死の宣告を受けると、味方全体が26の固定ダメージを受けます。
そのため魔女と同様、この死印というデバフを味方で分散させるのがギミック処理法になります。
注意しなければならないのが、アイアンハートの決闘のような、このターゲットしか攻撃しない、という状態に死神がなっていると、手札の状況に関わらず必ず死の宣告をそのキャラに使います。
(ミス・チェーンのような攻撃を受ける確率を上げる、というスキルであれば問題ない)
それ以外にも出血デバフで毎ターンダメージを与えてくるので回復もしなきゃいけなかったり、考えるのが忙しいボスです。とはいえギミックを完璧に処理しつつこのボスを倒せると気持ちがいい良ボスだと思います。時を喰らうものも見習ってほしいものです。
ホーリーカラエラー
聖なる烙印を戦闘開始時にこちらに付与してくる。これ自体は毎ターン10ダメージを受ける、回復が不可になる、というだけで難しいギミックではないですが、ボスの攻撃力が高いため、毎ターン手札に追加される神聖転移を上手く使うことが要求されます。
神聖転移は聖なる烙印を他の味方に移動できるスキルとなります。聖なる烙印が移動すると、元々聖なる烙印を受けていた味方に聖なる残骸バフが付与されこれを利用して戦うボスです。
聖なる残骸が付与された味方は、一回だけ、その時聖なる烙印が付与された味方が使ったスキルを自動で発動します。そのため一回だけスキルを2回使えるようになります。
なので単純なムーブとしては、
- 烙印が付与されたキャラAででスキルを使う
- 烙印をキャラBに移動
- キャラAを回復
- キャラBでスキルを使う→キャラAが聖なる残骸の効果でキャラBのスキルを模倣し発動
という流れを利用するのがこのギミックの解法です。
ボスの攻撃は非常に苛烈なので早期撃破を目指します。
忘れられた王
ノーマルENDのラスボスです。
大きく分けて3つのフェーズがあります。
第1フェーズ(HP450に削るまで)
手札のスキルにランダムにしくじり効果がつきます。この効果の付いたスキルを使用するとボスの攻撃力が10%ずつ上がっていくので絶対に使用しないようにします。この効果は手札のスキルを使うたびに1つずつずれていくので上手いこと調整します。
偶数ターンには拘束の鎖を使用してきて、2キャラから選択したキャラが拘束されます。その後4ターン後にそのキャラが確定で戦闘不能になってしまいます。これを防ぐには拘束の鎖を攻撃し、倒すことになります。
もしくはHP450まで削ることでフェーズ移行するので、その時に拘束の鎖も勝手に消えます。
この2つのギミックに注意しつつ、ウェポンブレイカー等の攻撃力デバフをBOSSにかけながらアタッカーで削っていけばこのフェーズは難しくないです。
ボスは出血デバフもしてくるので、攻撃力デバフは結構重要です。出血ダメージも低下してくれるのでかなり被ダメージが低下します。
このフェーズでパーティが半壊するようであればデッキ構成やパーティ構築を見直してみましょう。
第2フェーズ
ボスが動かなくなり、保護の柱を3体召喚します。
本体が無敵状態かつ挑発状態なので、保護の柱全てを処理するには挑発無視か全体攻撃が必要。また柱の1本もなぜか挑発状態のため、同時に柱を削るのが難しいです。
柱を倒すと、倒した味方の手札を全て捨ててくるので、ヨハンの灼熱の弓矢などを上手く使って同時に倒します。
もう1個のギミックとして、毎ターン浄化の雷というデメリットスキルを手札に追加してきます。効果は、味方一人に最大HP40%分の割合ダメージを与えるというもの。さらに使用した味方には「浄化の雷弱点」という、「浄化の雷」ダメージが1.5倍になるデバフが付くので魔女と同じく味方内で分散して使用します。放置しても捨てられても勝手に発動し、しかもランダムターゲットになってしまうので必ず使います。
また、手札に加わる浄化の雷は毎ターン1枚増えていくので、このフェーズは早期に終わらせないといずれ全滅します。
第3フェーズ
最後はひたすら殴り合いになります。
王の権限という、ターン終了にデッキからプレイヤーが選択した2枚のスキルを除外するというデッキ破壊と、固定能力の再使用を封じるパッシブを付与します。
ただし、ヨハンは例外で、いつも通り固定能力を使えます
そのため戦闘が長引くとじり貧になってしまうのでこのフェーズも早期撃破を狙います。
忘れられた王のHPを0にするとHP1で踏ん張ったうえで味方全員を拘束してきますが、手札に見慣れないカードが追加されるので、それを使っていくと撃破となります。
感想・レビュー
Slay The Spire等のデッキ構築型ローグライクとRisk Of Rainを足して2で割ったようなゲーム性で面白いのですが、ゲームの本質的な面白さにたどり着くまでにはかなり慣れがいる印象でした。
とはいえ理解してしまうとその奥深さにどっぷりつかって何回でも挑戦してしまう楽しさがあります。
ストーリーは徐々に情報が追加されていくので、RPG特有の考察する楽しさもあります。ゲームを進めたり寄り道したりするとゲームの世界の解像度が高くなっていく感じです。ニーアシリーズやシュタインズ・ゲート等が好きな人であれば本作のストーリーも気に入るのではと思います。私は結構こういうタイプのストーリーや演出は好きです。
キャラゲーとしての側面もあり、キャラにプレゼントした時の会話や、好きなものをプレゼントした時の反応等は、キャラの性格やバックボーンを知るきっかけになります。キャンプでのキャラ同士の掛け合いもかなり数が多く、意外な絡みが見えたりして楽しいです。
MAPや拠点のデフォルメキャラも可愛くていい味を出しています。謎にジャンプできますが……意味がある日は果たしてくるのか……。
感想やご指摘のコメント、お待ちしております!
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