【まのさば】魔法少女ノ魔女裁判|ネタバレあり感想・考察 | すこれるブログ(仮)

【まのさば】魔法少女ノ魔女裁判|ネタバレあり感想・考察

魔法少女ノ魔女裁判

本記事にはネタバレを含みます!
本ゲームはほんの少しの情報でも先に知ってしまうとゲーム体験を大きく損なうので、クリアしたから他の人の感想も聞きたい!」という人以外はブラウザバック推奨です。

皆さんは魔法少女ノ魔女裁判はプレイしましたか?クリアしましたか?クリアしていない場合は今すぐネットを閉じてSteamで購入して、ネット断ちした上で遊びましょう!

魔法少女ノ魔女裁判 on Steam
Thirteen girls awaken, only to find themselves in a prison. What awaits them: a Witch Trial. Help them prepare for the t...

次の大項目の文章は些細なネタバレから大きなネタバレまで含まれます。目次で見れちゃう項目名でもネタバレになってしまうのでワンクッション画像を置いておきます。クリアした人のみスクロールしてくださいね……!

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感想・レビュー

まずはゲーム内容についての話から、私の意見を書いていこうと思います。

デスゲーム系作品の宿命を乗り越えている

デスゲーム系作品の宿命

体験版を遊んだ時やキービジュアルを見た時、私も「ダンガンロンパを強く意識してる」と感じました。なんなら公式がこんなこと言ってます。

だからこそ、「ドンドン女の子が容赦なくえげつない〇に方をして最後は4人くらい生き残れば良い方かな……」と思っていました。そう、こういったデスゲーム系の作品ってゲームや漫画、アニメ全てで言えるのですが、

  • 推してたキャラが最序盤に退場することがある
  • 「あ、このキャラ好きになってきたかも」というタイミングでそのキャラが退場することもある
  • どうあがいても大団円にならない

と言ったある種のお約束にも近い展開の縛りがあるんですよね。ですがクリアした方ならご存知の通り、ヒロの『死に戻り』を話の展開に盛り込むことでこれをを克服しています。

ヒロの『死に戻り』魔法によるジンクスの克服

物語中盤でエマが魔女として覚醒してバッドエンドを迎えた後、スタッフロール巻き戻り演出からヒロへ主人公が交代します。

物語の最序盤で早々になんの魅せ場もなく退場したヒロ視点でもう一度物語をスタートさせることで、ヒロも含めて、エマ主人公パートではすぐ退場していったキャラ達にも魅せ場であったり、バックボーンの説明がなされたり等、最終的には序盤退場組も含めて全キャラにスポットライトを当て、キャラの掘り下げがなされましたそしてそのキャラ掘り下げは、終盤の大きな仕掛けである「13人の少女全員の魔女化」という人の心を疑うような展開で大きく意味を持つことになります。

また、序盤退場組にもスポットライトを当てる、という役割に留まらず、ヒロの魔女化が進んだことで初日まで『死に戻る』ことで、「全員が生きている」状態のままでの物語の真相解明パートへの突入に成功しています。

『魔女化魔法』による記憶の共有

物語最終盤でヒロは自身の禁忌であることを覚悟の上で『死に戻り』を意図的に発動させます。この時ヒロは「記憶を自分しか持っていないとしても全員を救ってみせる」と言っていました。

ヒロが言っていた通り、タイムリープを話の展開に組み込む場合って、過去に戻って誰かを救ったとしても、仲良くなるまでの過程は当事者の心の中にしか残らないのが普通なんですよね。ところが、

  • ミリアの『入れ替わり』
  • ココの『千里眼』
  • ナノカの『幻視』

が強化された上で同時に発動したことで、13人全員が記憶(エマ主人公パートとヒロ主人公パート両方の記憶)を引き継ぐことに成功しています。本編後を描いた二次創作がSNSで日々活発に投稿されている理由でもありますね。

一般的なデスゲームものでこれら全てをやろうとすると物語の整合性を持たせるのに結構苦労しますが、本作は魔女裁判を題材としており、魔法による、設定上の許容範囲として自然に受け取れるのが巧い魅せ方だと思います。私はこのストーリー設計に素直に感心しました。

おかげで、完全無欠ハッピーエンドとまでは言えずとも、かなり大団円寄りな物語となり、デスゲームジャンルのお約束への反発となっています。、ただ単に往年の有名タイトルのリスペクト・オマージュを盛り込んだゲームではなく、むしろアンチテーゼに近いゲーム作品だと思いました。

個人的すこポイント

雑多にまのさばのすこポイント発表ドラゴンするコーナーです。

  • 意義あり!それは違うよ!を最終盤でカットイン時のセリフに持ってくるなど、裁判を題材にしたゲームのオマージュ。
  • 島の大魔女が突然プレイヤーに語りかけてきて「そ、そんなこと言われても炙り瓶の選択肢選ぶくらいしか何もできないよ」と思っていたところに、ココの千里眼の利用。(個人的にプレイヤーしか知りえない情報が証拠品に並んでいるのはちょっとおかしい気もしてましたが、第4の壁を超える演出ですね)
  • シェリーが「私の家族は心配してないと思いますよ」、と話した時にメルルが「そんなことないはずです、私は家族に会いたい」と号泣するシーン、今思えば大魔女に会いたいというメルルの強い思いが既に示唆されていた伏線。
  • 無数に往年のゲームのシナリオ展開や演出をオマージュとも言えない程度に薄めてたくさん散りばめているところ。隠し味がたくさん利いたお出汁のようです。
    • 言うまでもなくダンロンオマージュな裁判パート。ただ個人的には逆転裁判に近いと感じました。
    • クリミナルガールズのようにキャラ全員に明確なトラウマがある。
    • ユキとの裁判でエマに再び視点が変わる前にヒロがエマを殺すか殺さないかの選択肢。どちらを選ぼうがヒロの考えと行動は変わらないところ。MOTHER3でも似たような展開がありました(ネタバレなのでぼかしますが)
    • ニーアシリーズのような造語歌詞のBGM、BGMタイトルのネーミング。
    • エマパートのEDの巻き戻り演出。
    • 1周目と2周目で主人公が相棒ポジに交代して、同じ時系列で異なる視点でストーリーを進める展開。
    • 序盤から主人公をサポートしていたキャラが実は元凶、もしくはその手下だった、と言う展開はもはやお約束。
  • いつも流れてたBGMがここぞという場面でボーカル付きになるやつすこすこ侍
  • 🌸✋ちょっと待って!この手のゲームでフルボイスなの、よく考えなくてもすごすぎるんじゃないかな!
  • UIがゴシック調で統一され物語の雰囲気作りに一役買っているところ。個人的にはかなり好みでした。
  • 処刑ボタンを押すのはプレイヤー。しかも7秒くらいの長押し。
  • 2周目と最終盤でのエマちゃんのパリーン
  • エマちゃんのポンコツ推理とみんなの反応が毎回面白くてすこです。

個人的に物足りなさを感じたところ

物語はほぼ一本道で進みます。個人的にはダンロンやグノーシアのように、寄り道イベント的なのももっとあれば、キャラへの愛着がもっと湧いたのに、そしてそのキャラが退場した時の精神的負荷ももっと高くなったのにと思いました。

とは言え、キャラゲーとしては及第点を余裕で超えていると思っています。考察や二次創作頼みなところは否めませんが、それもゲームの遊び方の1つですし、良くも悪くもと言ったポイントですね。

謎の残る部分

シェリーの最近疲れる発言

1周目でシェリーが、最近なんか疲れやすいんですよねー、みたいな発言をするんですが本編中で伏線として回収されることはなかったように思います。

あとハンナがエマに近寄られた際に咄嗟に距離を離して、エマが少しショックを受ける場面もありましたね。

この2つは恐らくエマの「魔女殺し」が関係しているのかなと思っています。

明確な解答は本編中にはなかったので考察の域ですね。設定資料によると、エマの「魔女殺し」は成長前でも無意識に魔女の生命力を微量吸収するらしいので、魔女ではなくとも魔法が発現している少女達に影響は少なからずあったのかもしれません。

ヒロが殴られた時のメルルの声

マーゴが「声真似」魔法を使った、というのは間違いないんですが、理由が個人的にはちょびっと謎です。

ヒロにメルルが自分を襲ったと誤認させるためだったんだと思うんですが、犯人であるマーゴちゃんの独白でその辺りは特に語られなかったので、少し謎が残るイメージです。そもそもヒロもメルルの声であったことには、地の文の描写的に気づかなかったままだった気がします。背後からの不意打ちだったのだし、無言で襲ってもよくないかな?と個人的に思ってたりします。

ただ、マーゴが喋ったにしては、メルルの黒幕としての事情を知っているかのようなセリフにも見えます。詐欺師としての嘘の範疇でも片付きそうですが、ちょっと納得はしてません。ココから何か聞いてたりしていたんでしょうか。

もっとメタ的に言うならプレイヤーにミスリードさせるため、という側面が最も大きいのかなと思っています。プレイヤー視点からしたらメルルを警戒しまくる場面ですからね。

ノアの処刑

急にノアが水に溶けたように消えましたが、このことはゴクチョーにとっても予想外だったので本来起こり得ることではなかったのだと思います。

ただ、そうだとしてもノアはどこに消えたのか、そもそも本当にこの時死んでしまったのかが謎です。設定資料だとノアの魔法は成長すると幻覚魔法になるらしいので、そこも関係してるんでしょうか。

最初はノアちゃんが水精の魔女の関係者だったのかなとも思ったのですが、次回作の伏線でもあるんですかね。

最後のゴクチョー

個人的には単純に次回作の匂わせなのかなとか思っていました。と思ったら配信少女ノ裏垢迷宮は魔女はそこまで関係なさそうだったり、魔法少女ノ因習村は時系列が謎だったり、そうとも言い切れなさそうです。

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キャラ毎の感想・考察

ここからは作品自体の感想レビューではなく、本当に個人的な感想を書きなぐっていきます。いわゆる、何でも許せる人向け感想です。

キャラ毎に元々分けてなかったのですが、書きたいことをそのまま書いてたらまとまらなくなったので、キャラ毎に分けました。

若干の考察もありますが、個人的感想を多分に含みます。

桜羽エマ

このゲームを買うきっかけになった子で私の最推しです。

個人的にはここ5年くらいのゲームのキャラデザの中でトップクラスのキャラデザの良さだと思います。その太もものベルトはなんなんだエマ……ッ!💢❤️

善性の塊みたいな子かと思いきや、ヤキモチ焼きだったり極度のさみしがりであったりココちゃんへの毒舌であったり、年相応の女の子なんだなという印象です。好きなことが「食べること」らしいですが、物語上で描かれることはそこまでなかったですね。ボクのりんご……。

マーゴちゃんやメルルちゃんの助力もあったとはいえ、1周目で脱出計画を先導していたり裁判で議論を積極的に行ったりなど、引っ込み思案を克服さえできれば友達作りに苦労していなさそうな印象です。もちろん、年頃の少年少女にはそれが難しいんですけどね。

ヒロちゃん程ではないとはいえ、マーゴちゃんの指摘通り頭が結構回る方ですが、偽証が出来ない程度に嘘が下手なのも可愛らしいところです。エマの嘘が下手過ぎる……!

ボクっ子なとこも可愛いですね。ちなみに元々の案では男の子だった名残らしいです。

とにかく可愛いという感想しか出てこないくらい可愛らしい子です。おじさんが突然撮影会を始める気持ちは非常に良く分かります。いじらしくて健気なところが本当に可愛いです。

そんなエマちゃんの可愛らしさと善性は少女達にももちろん伝わっており、このゲーム屈指の人間たらし性能でした。一貫して他人を信じなかったマーゴちゃん、推し以外眼中になかったココちゃん、傷つけるのが怖くて人を遠ざけていたアリサちゃん、ユキちゃんの復讐心を鈍らせて友達になったり、一癖二癖もある少女を攻略していました。公式2コマでもエマちゃんのひたむきさにマーゴちゃんが押され気味でしたね。

あとポンコツ推理の時のみんなの反応とエマちゃんの「~しちゃった!」「~されちゃう!」が面白過ぎてついつい間違った選択肢を選びがちでした。
🌸あっ!ロケットパンチなら—— ←怒りますわよ!
🔥なんか文句あんのか!? 🌸ないでーす!
🌸✋ビンを炙ったら炙りビンになるよ!
🌸✋ちょっと待ってよ!どうしてそのパーティにボクが誘われてないの!?

結果的にメルルちゃんとエマちゃんは人類を救ったことになるのかなと思ってます。エマちゃんと会う前から復讐の刃は既に鈍らになっていたとは言え、人類滅亡を自身の手でなく他人に委任することに決めたきっかけは、やはりエマちゃんの笑顔だったんじゃないかと思います。

ED後もヒロちゃんやハンナちゃん、シェリーちゃん達を始め、みんなと遊んだり定期的に集まったりしていて欲しいです。

二階堂ヒロ

デスゲーム系でお約束の出オチ担当と思いきや第2の主人公。

ヒロちゃんパートを進めるまでは個人的にはかなり好感度低い子でした。あまりにもエマちゃんへ辛くあたってた割に理由の説明なく退場したので、なんらかの形で再登場するのかなとは思っていましたが、まさか第2の主人公になるとは。

正しい、正しくない、という独自の判断基準を持っていますが、年相応に主観的な印象です。客観的であろうと頑張ってるけど、根っこの部分ではそうなり切れていない感じがします。

委員長気質で過剰なくらい世話焼きですが、それが2周目での雰囲気の良さに意図せずとも貢献していた印象です。ノアちゃんに対して甲斐甲斐しくお世話や面倒を見てあげたり、強く𠮟ったことが結果的にレイアとノアちゃんの死亡フラグを回避することに繋がった気がします。また、この2人が生きていたことでアンアンちゃんも精神的に安定しました。(脱出計画が2周目では早々に頓挫したのもありますが)

後、詳しくはレイアの所で語りますが、レイアの精神的支えとしても大きく貢献していたと思います。

エマちゃんと違ってキャラ全員と満遍なく絡んでいたので、キャラの掘り下げにも一役買っていたと思います。

2周目では偽証で皆を信じている、と言っていたのに、ラストでは心から皆を信じていると発言したところは少し涙腺にきましたね……。2周目の最後で1人1人の思い出を独り語るところも熱いものがありました。

結局エマちゃんとはすれ違ったままED直前を迎えましたが、みんなに背中を押されたエマちゃんのおかげで本当の意味で仲直り出来た、と思いたいです。そうして私はエマヒロSSや二次創作を漁りまくるなれはてへと無事なりました。

二次創作だとエマちゃんに劣情を抱きながらキレる面白い子にされがちです。そうじゃないとしても一緒にシャワー浴びに行かないか?って誘うのも、それについてくエマちゃんも、仲良かった時代はどんな距離感だったのかな君たちは。

夏目アンアン

2周目でめちゃくちゃ好感度が上がった子でした。

1周目では身勝手な理由で殺人を犯してしまいましたが、2周目ではアリバイをまとめてくれたり、議論が脱線しそうになった時に発破をかけてくれたりと、すごく良い子になってました。1周目は親友になり得たノアちゃんがいなくなってしまったり、脱出計画に乗らざるをえなくなってしまって精神的に不安定だったのもありますが……。

ドッキリ企画も個人的には、ドッキリ成功してても空気が良くなったか……?という気持ちですが、アンアンちゃんなりにみんなを案じていたのだと思うと根は善良な子なんだと思います。不幸にも魔法が暴走してしまってまともな人生を送れなかっただけなんですよね。

ノアちゃん、マーゴちゃん達と同様、ED後は居残り組ですが、いつか本当の文豪になって欲しいです。個人的にはノアちゃんと合作でラノベとか書いててほしいです。あとスタッフロールでのノアちゃんとのイラストは凄い好きです。

あと本当にどうでもいい話ですが、なんとなくまのさばのR-15、R-18イラストはアンアンちゃんが多い気がします。なんででしょうね……。

あとこれも本当にどうでもいい話ですが、わがはいもカレーセットを2つ、のネタはどこから来たんでしょうか。

城ケ崎ノア

裁判中だけIQが爆上がりする15歳児。風呂キャン界隈。

オープニングで退場が既にネタバレされていたノアちゃん。個人的には1周目ではお絵描き大好き15歳児っていう印象しかなく思入れも薄かったですが2周目で結構印象が変わった子です。

2周目ではヒロちゃんが強く叱ったことでレイアの殺人衝動が多少落ち着き、生き残ることになり、アンアンちゃんと友情を育むことになりましたね。あと「血の赤は蝶になれー」ってとこのスチルはこのゲームでも屈指のお気に入りです。ノアちゃんのBGMもノアちゃんらしい、可愛らしいメロディーで大好きです。とあるBADENDやノアちゃん犯人の裁判で流れるBGMも含めて好きです。

何故か裁判中だけIQが爆上がりするのもすこポイントです。15歳児の普段からは考えられないくらい鋭い指摘をしたり、ヒロちゃんの嘘を見破っていたり。

私は、2周目ノアちゃんは常にストレスに晒されていたのかなと思ってたりします。お絵描きが好きだけど、自分で描いた絵は魔法で塗りつぶされるし、魔法で描いた絵さえ納得行くものは少ないらしいですし……。自分で描いた絵をアンアンちゃんに見られたのがトリガーだったとは言え、それが無くてもいずれ殺人衝動を抑えられなくなっていた可能性は高い気がします。

個人的には表情差分が全部好きな子です。ぷくーって顔や困った時の顔や裁判パートで見せたりしてた意地悪そうな顔とか。

https://x.com/13witch_Trials/status/1789500923422843159?s=20

ところでヒロちゃんとお風呂に入っている時のスチルの実装はまだなんですかね。

蓮見レイア

2周目で急におもしれー女になりました。

1周目早期退場組は2周目で印象がガラリと変わったのですが、レイアに関しては特に衝撃的でした。

1周目では最初の殺人者となってしまったため、常にシリアスな言動しかしてませんでしたが、2周目は殺人衝動のトリガーをヒロちゃんのおかげで抑えられたため、精神的にある程度安定してました。その結果、面白演劇ナルシストとなり多くの人を蛙化させました。最終盤ですらキャラがブレてなくてすこです。

ただ、演劇をしようという提案はめちゃくちゃファインプレーだったと思います。1周目では脱出計画が主な目的となってましたが、これは危険が伴っていたり反対者がいたり、牢屋式からの脱出が目的となることで間接的に牢屋式に対するストレスを意識させることになっていたり。

ところが2周目では演劇をするという目的の元動くことが、全員のストレス緩和に一役も二役も買っていたと思います。ココやアリサなど協力的ではない子もいましたが、反対と言う程の内容ではなく自由参加のスタイルをレイアが取っていたので直接のストレス要因にもなってなかったと思います。演劇の準備をしている間は魔女裁判や牢屋敷の劣悪環境の事を多かれ少なかれ少女達は忘れることが出来ていたんじゃないかと思います。

個人的にはノアちゃんと並んで2周目のムードメイカーであったと思います。

私はヒロちゃんの存在がレイアにとってかなり大きな精神的支柱だったと思います。レイアは目立ちたがりですが、自分と並び立つ存在がいたことがかなり心強かったんじゃないかなと、とあるBADENDを見て思いました。また、レイアのトラウマの関係上、かなり母性に飢えていたと予想していたのですが、ノアちゃんを始めとして少女達の世話を焼いていたヒロちゃんにどこか無意識に母性を感じていたのかなと思っていたりします。

スタッフロールでのイラストを見た感じ、レイアに関してはトラウマを克服できているんじゃないかなと思いました。母が見てくれていなくても、そこに居てくれるだけでも、生きててくれるだけでも嬉しそうなのが伝わってくる微笑みに感じます。

ED後にみんなで演劇をして欲しいです。

佐伯ミリア

自認おじさんのママ。

1周目で退場するまで、何か裏の顔があるんじゃないかと疑ってました。実際はただただ聖人でしたね……。

1周目では心の拠り所がなくなったアンアンちゃんと遊んでいたり、2周目でもヒロちゃんと一緒にノアちゃんを説得してたり、おじさんだったりバブみだったり、私はなんだか良く分からなくなりました。

BADENDも含めると少女達の中で唯一殺人を一切犯さなかったくらいの聖人っぷりです。2周目ではヒロちゃんの提案でグループチャットに参加させられたり、トラウマを刺激させられてたのでどこかで殺人しちゃうんじゃないかと思ってましたが、最後まで聖人でしたね……。

全然関係ないですが公式2コマでは大体かわいそうな目にあってます。

ところで水浴びスチルの実装はまだですかね。

宝生マーゴ

マーゴってどういうネーミングなんでしょうか。第一印象はそれでした。

15歳とは思えない言動と色気ですが、幼いながらも詐欺を働いていた経歴なので、大人のお姉さんを演じることで恐怖やストレスを紛らわせていたのだと思っています。

1周目では最後の最後で人間たらしのエマちゃんに本音を話したものの、一貫して自分のペースを崩すことはなかったように思います。

個人的にはヒロちゃんとの絡みをもっと見てみたかった気持ちもあります。

トラウマは結構ぼかされていますが、男性恐怖症になっていたんじゃないかと予想してます。エマちゃんに対して時々セクハラ発言していたのも、あれは割と本心半分だったんじゃないかなと思います。

黒部ナノカ

ダンロンの霧切さんポジだと思っていた時代が私にもありました。

幻視の魔法で断片的にネタバレを知りつつ1人行動していました。2周目ではヒロちゃんのおかげで多少単独行動に改善が見られましたが、その2周目では割と早めに退場しちゃいました。

思い込みで行動することが多い印象で、その上ナノカちゃんの推理は9割くらいハズレてたので、私の印象はPONです。
🌸✋ナノカちゃんに計画性なんてないよ! 

ただ、ナノカちゃん本来の気質はお菓子作りが好きなお姉ちゃん子なので、復讐心に囚われて行動していた本編中のナノカちゃんの方がらしくないのだと思いました。スタッフロールでのイラストではお姉ちゃんと仲良さそうにしゃべっている様子だったので、お姉ちゃん共々幸せになって欲しいなと思います。

柴藤アリサ

めっちゃ良い子。後なんかやたら根性論。桜羽が根性見せた可能性だってあるんじゃねーか?

魔女裁判に対してもかなりストレスを感じていて、誰かが殺されることも、裁判で誰かを処刑せざるをえないことも誰よりも嫌がっていたんじゃないかなと私は感じました。実際、魔女化が進むのも誰よりもハイペースでした。

自身の魔女化が進んでいること自体にもストレスを感じていて、誰かを殺してしまう前に自決を試みようとしていたり、トラウマの事もあって誰かを傷つけることを何よりも嫌がっていた印象です。

単独行動が多かった関係か、あまりキャラの掘り下げが作中は多くなかったので、もうちょっと他キャラとの絡みとか、単独行動中の描写を見たかった気持ちです。

公式プロフィールだと好きなことが自販機の間に挟まることらしいんですが、なんでなんでしょうね。

https://x.com/13witch_Trials/status/1924470292677795854?s=20

橘シェリー

光のサイコパス。

一貫して明るいムードメーカーですが、殺人事件にウキウキしていたりと、公式キャラ紹介の通り道徳心が欠けてます。

ただ、サイコパス要素は個人的にはそれくらいなのかなと感じます。シェリーちゃんはトラウマから痛みを不快に感じないようになりましたが、感情は年相応の少女並みに感じているような印象です。

実際、ハンナちゃんやエマちゃんに対しては友達として大事に思っているのは作中でも語られていたり、2周目では暗くなった少女達を明るくしようと腕相撲レイドを立案したりと、シェリーちゃんなりに他人を思いやっている様子は凄く見られました。

ただし痛覚によるブレーキがないせいで死の恐怖もほぼなく、結果的にハンナちゃんに対して過剰ともとれる友情を発揮してました。でもそんなところが私は好きです。涙腺によろしくないシーンがとても多かったです。

個人的にシェリーちゃんの魔女化についてですが、ゼノギアスのフェイみたいに多重人格(虐待の記憶を直に持った人格がいる)なんじゃないか疑惑が私にあり、一瞬だけトラウマ担当の人格に触れたんじゃないのかなと思っています。多重人格ではないにしろ、せっかく自己暗示(自分を人の心が分からない化け物と思いこむ=痛みを不快に思わない)でトラウマに無理矢理瘡蓋を作ったのに、ヒロに剝がされそうになったことで、怒って、その時に意図的に自身のトラウマに触れるコツを掴んだという感じなのかなと。

ED後のスタッフロールでのイラストもめちゃくちゃすこです。一生ハンナちゃんと仲良くしててほしいです。

Switch版発売の際にはニンダイにも出て欲しいですね。

https://x.com/13witch_Trials/status/1950927021715980481?s=20

遠野ハンナ

シェリハンはいいぞ。

シェリーちゃんとのやり取りがただただほっこりします。熟年夫婦かな。浮ける魔法を持っていることから、裁判で大体犯人扱いされるのが様式美。🔍犯人はハンナさんですね!

少女達の中でもトップクラスに重い過去を持っており、個人的にはED後も含め、どうやって生活しているのか心配です。シェリーちゃんとずっと仲良く楽しく暮らしててほしい気持ちでいっぱいです。

ツンデレお嬢様キャラかと思いきや、結構ストレートに感情表現してる印象です。エマちゃんにも面と向かって友達だと言ってましたし、シェリーちゃんとの仲もすごく良かったですしね。

エマちゃんパート、ヒロちゃんパートのどちらでも人形をせっせと作ってエマちゃんに渡しているの本当にいい子過ぎませんかね。

ハンナちゃんの魔女化について、私はエマちゃんが高熱を出したことがトリガーになったんじゃないかと思っていたりします。1周目に関しては直接のトリガーになって、2周目はそこまで大事には至らなかったものの、レイアの何気ない一言で殺人してしまう程度のリーチを引いてたんじゃないかなと思っています。

あと個人的にハンナちゃんの悲鳴、お手本かってくらい事件性の高い綺麗な悲鳴ですこです。

沢渡ココ

ツッコミ役が似合いすぎる子。ソロ配信よりコラボ配信で輝きそう。

日常パートでは協調性のなさが目立ちますが、唯一の家族となってしまったおじいちゃんと会えないストレスが非常に大きいだけで、根は善良な子なんだとあてぃしは思います。友達にいたら楽しそうです。

裁判でエマちゃんのポンコツ推理に対するコメントが面白過ぎて、ココちゃんの反応みたさに間違った選択肢選んでたところがあります。🌸ココちゃん、ひとりで大騒ぎしてる……

あとやたら言葉の攻撃力が高くて煽り性能が全キャラ中ピカイチでした。ユキちゃんの説得にも地味に貢献していたと思います。

余談ですが、ココ役の比良坂芽衣さんはハンナちゃんみたいな口調で普段Vtuberとして活動してます。

氷上メルル

エマさん……!相手の発言に総当たりで反論することを推理とは言いません……!

序盤から裁判でエマちゃんをサポートしていたり、甲斐甲斐しくみんなをお世話していたりとぐう聖人かと思いきや、黒幕だったという。嘘だよねメルルちゃん……!って思わず口にしてました。エナサン……

序盤から主人公をサポートしていた相棒が実は元凶だった、というパターンは結構ありがちですが、心のどこかでそのパターンではないことを願っていた私が居ます。

多分メルルちゃん的にはみんなの事はペットくらいにしか見えてなかったのかな、と思ったりしています。あと黒幕だと判明してからはやたら上位種マウントを取ってくるようになります。私は皆さんとは違う原初の魔女なので……

正直1周目での末路はスカっとしましたが、EDでの健気さに思わず涙腺が刺激されました。プレイ中とクリア後で印象は結構変わったキャラでした。

月代ユキ

❄👆人間は愚かなものです
❄👇特にお前

物語の真の黒幕で、エマを追いつめるために自殺したりしましたが、やっぱりエマちゃんやヒロちゃんのことは友達だと思っていたんですよね。3人でどんな会話をしていたのかすごく気になります。

実は1周目の地の文は最初からずっとユキちゃんの視点だという説が濃厚です。ヒロちゃんパートの地の文は一人称が「私」、なのに対してエマちゃんパートでは「エマは、エマ達は」等と第三者視点になっているためですね。なのでココちゃんの配信に対する感想はユキちゃんも……。あとエマメルENDのの描写がやたら濃いのもそういうことなんでしょうかユキちゃん。

余談ですが、公式XでのQAが話題になっていましたが、ユキちゃんが回答していた、という説もあります。

ゴクチョー

モノクマかと思いきや中間管理職サラリーマン。

CVを知らずにプレイしたので、初見で喋った時は吹き出しそうになりました。こいつ戦闘力高そうだな。

魔女の根絶がゴクチョーとしての目的のようですが、メルルの使い魔だったのでは……?この辺りは次回作の伏線なんでしょうかね。

魔女の処刑や牢屋敷の運営は別に楽しんでるわけでもなく、お仕事として淡々とこなしているといった様子でしたね。メルルとはまた別経路で政府と裏で繋がってそうな風にも見えました。

ちなみに公式Xを見た限り、初期案の一人称は僕、だったみたいです。絶対CV決まってから私に変更したんじゃ……。

コメント

  1. ハンナちゃんの魔女化の進行度が1周目も2周目も他の人と比べて早めだなぁ、と違和感はありましたが確かにエマちゃんの高熱がトラウマを刺激してるってのは納得しました!
    あと、色んなシーンのスチル追加して欲しい気持ちとても分かります。(おじさんの水浴びと3人での水浴び両方欲しい……)

    個人的にはシェリーちゃんの魔女化は、「シェリー自身も普通の人と同じで感情を持っているということを認めたくない」的な感じだと思ってます。「人の心が分からない魔女」だと思っておかないと色々な感情に潰されそうになっていて、分かった気で肯定された時に声を荒らげたんじゃないかな……くらいの考察でしかないですが……

    • Switch版でスチル追加とファンディスク的シナリオ追加を期待してます!
      シェリーちゃんの魔女化に関しては私もその説が一番シンプルかつ有力だと思います!
      ただ、自己暗示だけでどうにかなるようなトラウマじゃないかなと個人的に思っていたのと、色んな作品のオマージュを散りばめている作品なので、私なりの解釈としてこんな感じかな?と思った感じです。
      少し記事も追記してみました。

  2. 1周目の地の文はユキで確定ですね
    エマとメルルだけが残り裁判所でユキとメルルの写真を見せられた直後に地の文が「私はエマにとって1番の友達のはずなのに。」とか言い出しているので…

  3. ノアが消えた理由、これはヒロと和解出来たことによって魔女化の進行が収まったからだと思います(本来酸性の水でなれはてにする予定が人間に戻ったからそのまま溶けてしまった)
    ある意味次章への伏線にもなっているシーンだと自分は解釈しています

    • 私もそれを少し考えたのですが、例えば硫酸みたいな強酸性だったらもっと苦しむ声とか上げてたんじゃないか、と思ってました。確かにストレスの根本理由が除かれれば魔女化が止まるということの頭出しではありそうですね。

  4. うめ……うめ……

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